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連載|OPINION

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『連載|OPINION 社会のココを深く掘る。』は、社会にある様々なテーマにスポットライトを当てて、第一人者などに頭の中にある考えを聞きにいくインタビュー企画です。
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2019年4月の記事一覧

スイーツ業界が生き残るためには? |スイーツジャーナリスト 平岩理緒 第2話

取材・文/鈴木俊之、写真/荻原美津雄、取材・編集/設楽幸生(FOUND編集部) 世界でも高く評価されている日本のスイーツ業界。 いい話ばかりかと思いきや、様々な問題点もあると前回お話を聞きました。 これからスイーツ業界は、どんな動きが起きるのでしょうか? 今回も、スイーツジャーナリストの平岩さんにお話をうかがいます。 平岩理緒(ひらいわ・りお) マーケティング会社を経て製菓学校で学び、スイーツジャーナリストとして独立。国内外の銘菓に精通し情報を発信。商品開発アドバイザ

スイーツ業界の甘い話と甘くない話 |スイーツジャーナリスト 平岩理緒 第1話

取材・文/鈴木俊之、写真/荻原美津雄、取材・編集/設楽幸生(FOUND編集部) 「スイーツ」は日本人の生活スタイルになくてはならない存在です。 茶道では和菓子、みやげはおまんじゅう、子供時代の思い出は駄菓子屋の店先等々。 そういえば、誕生日とクリスマスにはケーキ、初恋の思い出にはチョコが欠かせませんね。 とはいえ、なじみ深すぎて知らないことも多いように思います。 スイーツの流行はどのように生まれるのか? なぜ外国人観光客は日本の菓子を爆買いするのか? これからどんな

メンズコスメの歴史と男たちの美意識の変化|ビューティーサイエンティスト・岡部美代治 第1回

文・取材/ 楯雅平(ロボティア)、写真/荻原美津雄 、編集・取材/鈴木隆文(FOUND) メンズコスメ(男性用化粧品)の市場が注目されています。15~69歳、7,700人を対象にした民間調査会社の調査ででは、「外見を今よりよくすること・若さを保つことへの関心」があると回答した男性が61%を超えるなど、男性の大半が美容やアンチエイジングに興味を思っていることが明らかになっています。 そんなわけで、洗顔やスキンケア、ヘアケア、フレグランスなどのメンズコスメ市場がいま活況です。

どこでも使えるキャッシュレス時代は来る?|消費生活ジャーナリスト 岩田昭男 第3話

取材・文/鈴木俊之、写真/荻原美津雄、取材・編集/設楽幸生(FOUND編集部) 2001年に東日本旅客鉄道が導入したICカード乗車券「Suica」には、その小さくて薄い中に、日本の最先端技術が詰め込まれています。 今回はこの「Suica」を中心に、ボーダレスなキャッシュレス世界の実現に立ちはだかる壁について、消費生活ジャーナリストの岩田昭男さんお聞きします。 岩田昭男(いわた・あきお) 消費生活ジャーナリスト。早稲田大学第一文学部卒業。同大学院修士課程修了後、月刊誌記者

「現金主義」からどう抜け出すか?|消費生活ジャーナリスト 岩田昭男 第2話

取材・文/鈴木俊之、写真/荻原美津雄、取材・編集/設楽幸生(FOUND編集部) 日本政府はキャッシュレス化に力を入れていますが、思うようにこの国では進みません。 それはなぜでしょうか?  今回も消費生活ジャーナリストの岩田さんにお話を伺います。 岩田昭男(いわた・あきお) 消費生活ジャーナリスト。早稲田大学第一文学部卒業。同大学院修士課程修了後、月刊誌記者などを経て独立。クレジットカード研究歴30年。電子マネー、デビットカード、共通ポイントなどにも詳しい。NPO 法人

中国人「爆買い」を支えたもの |消費生活ジャーナリスト岩田昭男 第1話

取材・文/鈴木俊之、写真/荻原美津雄、取材・編集/設楽幸生(FOUND編集部) ――最近、日本では「キャッシュレス化推進」の号令一下、さまざまなキャッシュレスの方法が登場してきました。 Suicaなどの交通系ICカードや「○○ペイ」と呼ばれているQRコード決済です。 それぞれが便利さやお得さをうたっていますが、一般の人間には、どれがどれだかわかりません。 今回、クレジットカード研究をはじめ、様々なキャッシュレス決済について研究を続けている、消費生活ジャーナリストの岩田

なぜ日本のキャッシュレス化は進まない?|日本キャッシュレス化協会代表理事・川野祐司教授 第2話

取材・文/河鐘基(ロボティア)、取材・編集/FOUND編集部、写真/荻原美津雄 前編では、いかに世界のキャッシュレス化が進んでいるかが明らかになりました。後編では、「日本のキャッシュレス化がなぜ思うように進まないのか?」について、いよいよ川野先生に話を聞きます。 キャッシュレスという分野においては、独自の道筋を辿った日本にキャッシュレス社会の到来を促す大切な要素は、一体どのようなものなのでしょうか? 話を聞いている人 川野祐司(かわの ゆうじ)教授 / 大分県出身。九

「日本型キャッシュレス」を考えてみる|日本キャッシュレス化協会代表理事・川野祐司教授 第1話

取材・文/河鐘基(ロボティア)、取材・編集/FOUND編集部、写真/荻原美津雄 今、世の中をにぎわせているトピックの1つに「キャッシュレス」と言うテーマがあります。しかしどのくらいの人が、キャッシュレス決済を日常的に活用できているかについては、まだまだ不明瞭な点が多くあるように感じます。 日本において、今後キャッシュレスは本当に浸透するのか? するとしたら、どんな課題をほぐしてあげれば良いのか?  日本キャッシュレス化協会代表理事で東洋大学教授の川野祐司先生に日本におけ

ベトナムのビジネス、今とこれから |ベトナム経済研究所 守部裕行 第3話

取材・文/鈴木俊之、写真/荻原美津雄、取材・編集/設楽幸生(FOUND編集部) 様々な国の、様々な会社が進出しているベトナム。 これからますます活気のある国になりそうです。今回は、ベトナム経済の現状と未来について、前回と同様にベトナム経済研究所の守部所長にお話を伺います。 守部裕行(もりべ・ひろゆき) ベトナム経済研究所 所長、公益財団法人 ベトナム協会理事。1972年に日本貿易振興会(現在の日本貿易振興機構)に入会し、2011年退職。国内では経理部、企画部、機械技術部

土地を知れば、ベトナムがわかる |ベトナム経済研究所 守部裕行 第2話

取材・文/鈴木俊之、写真/荻原美津雄、取材・編集/設楽幸生(FOUND編集部) 人口が増えて経済の成長が著しく、海外の企業も多く参入している成長国ベトナム。 今回はそんなベトナムの政治や国民性、風土について触れたいと思います。 前回と同じく、ベトナム経済研究所の守部所長にお話を伺いました。 守部裕行(もりべ・ひろゆき) ベトナム経済研究所 所長、公益財団法人 ベトナム協会理事。1972年に日本貿易振興会(現在の日本貿易振興機構)に入会し、2011年退職。国内では経理部

ベトナムの素顔に迫る! |ベトナム経済研究所 守部裕行 第1話

取材・文/鈴木俊之、写真/荻原美津雄、取材・編集/設楽幸生(FOUND編集部) 経済が好調に成長し続け、世界中から注目を集めている国、ベトナム。日本の企業も、こぞってベトナムへと進出しています。 人件費が安く人口が多い、など、企業にとって魅力的な利点が多いベトナムですが、果たして「ベトナムの素顔」とはどのようなものなのでしょうか? 今回、新旧のベトナム事情に精通している、ベトナム経済研究所の守部所長にお話をうかがうことができました。 守部裕行(もりべ・ひろゆき) ベト

宇宙空間に生まれる様々なビジネス|宇宙コンサルタント・大貫美鈴 第2話

宇宙ビジネスの時代はもうすでに始まっている。この只中にいる大貫さんは、宇宙の可能性について、宇宙利用でどんなビジネスが進行しているかについて、教えてくれました。 その内容は、我々の想像をはるかに超えるものでありながら、決して夢の絵空事ではないのです。さて、リアルな宇宙ビジネスは、どんな方向に向かっていっているのでしょうか? 「宇宙創薬ビジネス」や「宇宙資源ビジネス」 「宇宙創薬ビジネス」や「宇宙資源ビジネス」大貫氏: 「現在、実現化しつつある『5G』の通信環境を構築する

「身近」を超えビジネスの現場になった宇宙| 宇宙コンサルタント・大貫美鈴 第1話

取材・文/河鐘基(ロボティア)、取材・編集/FOUND編集部 夢、SFの世界ではないビジネスとしての可能性「宇宙」という言葉から、みなさんはどんなキーワードを連想するでしょうか。おそらく「夢」や「SF」、はたまた「天才など限られた一部の人々が活躍する舞台」というようなイメージを抱く方々が少なくないはずです。なかには、「自分の人生とは無縁な別世界」と考えている方もいらっしゃるでしょう。(筆者はブラックホールの存在が気になっていて、想像すると夜に寝れないことがあります)。 2