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連載|OPINION

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『連載|OPINION 社会のココを深く掘る。』は、社会にある様々なテーマにスポットライトを当てて、第一人者などに頭の中にある考えを聞きにいくインタビュー企画です。
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2019年10月の記事一覧

どうなる?日本の鉄道ビジネス|鉄道コンサルタント至道薫 後編

鉄道業界に精通している至道薫さんに、鉄道業界のビジネスや業界の最前線について迫る連載も今回で最終回です。 本日は、日本における鉄道業界の未来についてお聞きしたいと思います。 至道薫(しどう・かおる) 鉄道業界に約30年間勤務し、技術系の仕事から駅業務を経て本社にて営業系や経営企画を担当。その後独立し、現在は日本で唯一の鉄道コンサルタントとして活動。仕事範囲は広く、鉄道業界への転職、就職サポートや、各種講演活動や鉄道ニュースコメンテーター、鉄道業界へ売り込みをしたい企業など

日本の鉄道業界に必要なこと|鉄道コンサルタント至道薫 中編

前回は、鉄道業界におけるインバウンドの重要性についてお話をうかがいました。 今回はそこを掘り下げてお聞きしたいと思います。今回も鉄道業界に詳しい至道さんからお話を聞きます。 至道薫(しどう・かおる) 鉄道業界に約30年間勤務し、技術系の仕事から駅業務を経て本社にて営業系や経営企画を担当。その後独立し、現在は日本で唯一の鉄道コンサルタントとして活動。仕事範囲は広く、鉄道業界への転職、就職サポートや、各種講演活動や鉄道ニュースコメンテーター、鉄道業界へ売り込みをしたい企業など

日本の鉄道業界のリアル|鉄道コンサルタント至道薫 前編

――鉄道は、日本人にとてもなじみ深い交通手段です。 とくに大都市圏に住んでいる人にとっては、鉄道なしの生活など考えられないでしょう。 また最近は趣味として「鉄道」を挙げる人が増えてきました。それも写真に撮ったり、ローカル線に乗ったり、時刻表を調べたりとさまざまです。 でも産業としての「鉄道」は案外知られていません。 今回は、多くの日本人の日常には欠かせない「鉄道」の業界事情&ビジネスについて、鉄道業界に造詣の深い至道薫さんにお話をうかがってきました。全3回の連載です。

GNT企業が日本を豊かにする!? |新潟県立大学教授 細谷祐二 後編

前回のお話で、地方再生にはニッチトップ企業の活躍が一助となる可能性についてお話を聞きました。 今回は、その地方のニッチトップ企業がグローバル化するためのヒントについてうかがいたいと思います。 細谷 祐二(ほそや ゆうじ) 新潟県立大学国際産業経済研究センター教授 1981年東京大学経済学部卒業、通商産業省入省。1987年米国イェール大学大学院国際開発経済プログラム修了(MA in Economics)。2018年4月から現職。 2008年から10年間、経産省地域政策研究官

GNT企業に期待されていることは? |新潟県立大学教授 細谷祐二 中編

前回、我が国においては、新しいモノを作っても企業がなかなか採用してくれず慎重になるという、日本独特の体質についてお聞きしました。 今回はその続きからお話をおうかがいしたいと思います。 細谷 祐二(ほそや ゆうじ) 新潟県立大学国際産業経済研究センター教授 1981年東京大学経済学部卒業、通商産業省入省。1987年米国イェール大学大学院国際開発経済プログラム修了(MA in Economics)。2018年4月から現職。 2008年から10年間、経産省地域政策研究官を務め、

グローバル・ニッチ・トップ企業とは? |新潟県立大学教授 細谷祐二 前編

「グローバル・ニッチ・トップ」という言葉、みなさんは聞いたことありますか? ご存知ない方も「グローバル」と「ニッチ」と「トップ」が組み合わさった言葉だな、という部分から、なんとなく推測できるのではないでしょうか? 日本には、この「グローバル・ニッチ・トップ」の企業がたくさんあります。 さて、わかりそうでわからない、グローバル・ニッチ・トップについて、徹底的に解説していきたいと思います。 今回お話をうかがうのは、「グローバル・ニッチ・トップ」企業を長きにわたり研究されてい

企業も地方自治体も大注目!? eスポーツの行方はどこ?|筧誠一郎・後編

取材・文/河鐘基(ロボティア)、写真/荻原美津雄、取材・編集/鈴木隆文(FOUND編集部) (前編はこちら) 世界では約1000億円の市場があり、日本でも本格的にスポンサーの投資が始まったeスポーツ産業。 その実情は、まだまだ生まれたての赤ちゃんのような状態ですが、その分、今後の可能性はとても大きいと筧氏は解説します。日本では、一昨年頃からメディアが取り上げたことをきっかけに、eスポーツの認知が一気に進みました。 また、報道を見た各産業従事者たちは、eスポーツが持つ経済

誰もが楽しめるeスポーツのお金と可能性|筧誠一郎・前編

ゲームはもはや遊びではなく、プロが活躍するれっきとしたスポーツ産業のひとつになろうとしています。 今回、日本でも有数のeスポーツの専門家であり、仕掛人でもある筧誠一郎氏にお話しをお伺いしました。 筧氏は広告代理店大手・電通に勤務し、約20年間、音楽およびゲーム関連の仕事に従事していました。ところが、2006年にeスポーツという産業を知り衝撃を受けたと言います。 日本ではプレーヤーが輝けず“オタク”と呼ばれて後ろ指さされる。それが、世界では国を背負って賞金をもらうプロが登

花粉症研究の最先端に迫る |東京都医学総合研究所 廣井隆親 後編

多くの日本人が悩む花粉症を研究され、舌下療法を長きにわたり研究されている廣井先生にお話をうかがってきました。 最終回である今回は、花粉症研究の今とこれからについて、お話を聞きたいと思います。 廣井隆親(ひろい・たかちか) 公益財団法人 東京都医学総合研究所 花粉症プロジェクト プロジェクトリーダー。 平成2年 日本大学大学院松戸歯学研究家博士課程 卒業 日本大学松戸歯学部保存種復学を経て、平成4年 米国アラバマ州立大学バーミンガム校・免疫ワクチンセンターにて研究。平成7年

なぜ花粉症になるのか?  |東京都医学総合研究所 廣井隆親 中編

前回は、今注目を集めてる「舌下療法」についてお聞きしました。 今回はもう少し俯瞰的な視点で、花粉症について聞きたいと思います。前回と同じく、花粉症研究の第一人者・廣井先生にお話をお聞きします。 廣井隆親(ひろい・たかちか) 公益財団法人 東京都医学総合研究所 花粉症プロジェクト プロジェクトリーダー。 平成2年 日本大学大学院松戸歯学研究家博士課程 卒業 日本大学松戸歯学部保存種復学を経て、平成4年 米国アラバマ州立大学バーミンガム校・免疫ワクチンセンターにて研究。平成7

花粉症の原因と対策  |東京都医学総合研究所廣井隆親 前編

毎年、花粉の季節になると辛そうに目をこすったり、鼻をかんだりする人をあちこちで見かけるほど、「日本人の国民病」の一つとなっている花粉症。 「この辛い状態をなんとかしたい!」 「完治する方法はないのか?」 などと悩んでいる方も多いと思います。 今回の取材は、そんな日本人の敵「花粉症」を長年研究している、東京都医学総合研究所 花粉症プロジェクトのリーダー、廣井先生にお話を聞いてきました。 廣井隆親(ひろい・たかちか) 公益財団法人 東京都医学総合研究所 花粉症プロジェクト