日本人が意外と知らない温泉の歴史と未来
温泉専門家・石川理夫氏インタビュー・後編
傷や病気を癒す湯治の場、また人が集まる「宗教的聖地=パワースポット」としての歴史を紡いできた温泉は、同時に周辺に住む人々の生活や藩を支える収入源でもありました。
前編では、日本における温泉の歴史、世界の温泉事情を俯瞰しましたが、後編では「温泉とお金」の関係についてもう少し踏み込んでみましょう。
石川氏は、日本人が温泉を訪れる観光のカタチは、バブルの崩壊ととともに、団体客・企業主導型・男性主導型から女性主導型へ、また団体から個人・家族・グループ型へ変遷を遂げたと説明します。