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連載|OPINION

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『連載|OPINION 社会のココを深く掘る。』は、社会にある様々なテーマにスポットライトを当てて、第一人者などに頭の中にある考えを聞きにいくインタビュー企画です。
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#インタビュー

パラダイスから地獄まで、VR教育|第3話 VR教育研究センター機構長・廣瀬通孝教授 インタビュー 第3話

連載・ビジョンを触りに。|VR教育研究センター機構長・廣瀬通孝教授 目次 第1話: VR技術、それだけでは中2 病? 第2話: VR技術の魔性と、未来の価値観 第3話: パラダイスから地獄まで、VR教育 VRの専門家である廣瀬先生にその本質を訪ねる第3回となる最終回のテーマは、わたしたちが生きる社会でVRは、どのように活かされうるものなのか? というもの。 心に影響を与え、コンピュータサイエンスと心理学の間の研究が増えていくだろうと語られるVRが、社会に活用されていくの

VR技術の魔性と、未来の価値観|第2話 VR教育研究センター機構長・廣瀬通孝教授インタビュー

連載・ビジョンを触りに。 ▶ 連載目次 第1話: VR技術、それだけでは中2 病? 第2話: VR技術の魔性と、未来の価値観 第3話: パラダイスから地獄まで、VR教育 未来のビジョンを探る取材を行う本連載、VRの専門家である廣瀬先生に話を聞いたところ、VRのような技術が社会に実装されるまでは時間がかかる。 そのことをして「VR技術は、それだけでは中2病」とユニークなたとえで表現してくれました。 では、このVR技術は、私たちにどのような感覚をもたらしてくれるものなのか

VR技術、それだけでは中2病?|第1話 VR教育研究センター機構長・廣瀬通孝教授 インタビュー

連載・ビジョンを触りに。|VR教育研究センター機構長・廣瀬通孝教授 目次 第1話: VR技術、それだけでは中2 病? 第2話: VR技術の魔性と未来の価値観 第3話: パラダイスから地獄まで、VR教育 はじめまして。『FOUND』取材チームの吉田です。 この連載では、未来のビジョンを探る取材をしていきます。今回のように、最新のテクノロジーの話題が多くなってくると思います。 が、実は私は生粋の文系。大いに興味はあるものの、テクノロジーに関する専門知識はなし…。でも、そんな

なぜ日本のキャッシュレス化は進まない?|日本キャッシュレス化協会代表理事・川野祐司教授 第2話

取材・文/河鐘基(ロボティア)、取材・編集/FOUND編集部、写真/荻原美津雄 前編では、いかに世界のキャッシュレス化が進んでいるかが明らかになりました。後編では、「日本のキャッシュレス化がなぜ思うように進まないのか?」について、いよいよ川野先生に話を聞きます。 キャッシュレスという分野においては、独自の道筋を辿った日本にキャッシュレス社会の到来を促す大切な要素は、一体どのようなものなのでしょうか? 話を聞いている人 川野祐司(かわの ゆうじ)教授 / 大分県出身。九

「日本型キャッシュレス」を考えてみる|日本キャッシュレス化協会代表理事・川野祐司教授 第1話

取材・文/河鐘基(ロボティア)、取材・編集/FOUND編集部、写真/荻原美津雄 今、世の中をにぎわせているトピックの1つに「キャッシュレス」と言うテーマがあります。しかしどのくらいの人が、キャッシュレス決済を日常的に活用できているかについては、まだまだ不明瞭な点が多くあるように感じます。 日本において、今後キャッシュレスは本当に浸透するのか? するとしたら、どんな課題をほぐしてあげれば良いのか?  日本キャッシュレス化協会代表理事で東洋大学教授の川野祐司先生に日本におけ

日本交通公社理事・塩谷英生|第2回「東京オリンピック」後のインバウンドって?

日本交通公社理事・塩谷英生インタビュー 目次 第1回 「爆買い」以後の「インバウンド」って? 第2回 「ポスト東京五輪」のインバウンドはどうなるの? 取材・文/河鐘基、写真/荻原美津雄、ロボティア、取材・編集/FOUND編集部 第1回では、インバウンドの変遷や現状について知ることができました。 塩谷さん(公益財団法人・日本交通公社理事)にお話ししていただいたのは次のようなことです。 第1回の復習 ・日本のインバウンド産業は2015年にターニングポイントを迎えた ・訪

日本交通公社理事・塩谷英生| 第1回「爆買い」以後の「インバウンド」って?

日本交通公社理事・塩谷英生インタビュー 目次 第1回 「爆買い」以後の「インバウンド」って? 第2回 「ポスト東京五輪」のインバウンドはどうなるの? 取材・文/河鐘基、写真/荻原美津雄、ロボティア、取材・編集/FOUND編集部 「インバウンド」という言葉、目にしたり耳にしたりする機会が増えたという人も多いのではないでしょうか? 「インバウンド需要」「インバウンド対策」など、世の中にはさまざまな関連用語が飛び交っています。 今回は、この「インバウンド」について、いろい

国際カジノ研究所所長・木曽崇|第2回「カジノ解禁」は、日本にとって良いことなの?

国際カジノ研究所所長・木曽崇インタビュー 目次 第1回 日本に「カジノ」ができるってホントですか? 第2回 「カジノ解禁」は、日本にとってよいことなの? ←今回 取材・文/河鐘基、写真/荻原美津雄、ロボティア、取材・編集/FOUND編集部 前回は、日本でのカジノ解禁までの道のりや、「IR推進法」がどんなものなのか、また、カジノの誘致が決まった場合、その自治体はどんな企業と協力して運営していくのかなどについて、学びました。 カジノ解禁への期待が高まったところで、第2回と

国際カジノ研究所所長・木曽崇|第1回日本に「カジノ」ができるってホントですか?

国際カジノ研究所所長・木曽崇インタビュー 目次 第1回 日本に「カジノ」ができるってホントですか? 第2回 「カジノ解禁」は、日本にとってよいことなの? 取材・文/河鐘基、写真/荻原美津雄、ロボティア、取材・編集/FOUND編集部 「日本国内にもカジノが誕生!!」「経済効果は年間約2兆円!?」などのニュースがよく報じられるようになりました。 こうしたニュースが話題になっている背景には、2018年の7月の「統合型リゾート(IR)整備法」の成立があります。 「統合型リゾ

矢内重章(日本ロボット工業会事務局長)|第2回 どうなる? ニッポンのロボット産業 ー 世界の動きと未来

日本ロボット工業会事務局長・矢内重章インタビュー 目次 第1回  ニッポンの「ロボット産業のキホン」を教えてください! 第2回  どうなるの、ニッポンのロボット産業ー世界の動きと未来? 取材・文/河鐘基、写真/荻原美津雄、ロボティア、取材・編集/FOUND編集部 第1回では、「ロボット産業のキホン」について学びました。 矢内重章さん(日本ロボット工業会事務局長)に語ってもらったのは次のようなことです。 ◎ロボット産業のキホン ロボットにある、「インダストリアルロボ

春原久徳(セキュアドローン協議会 会長)|第2回 地方の空、途上国の空で活躍するドローン

セキュアドローン協議会会長・春原久徳インタビュー 目次 第1回  ドローンの過去・現在・未来を語ろう 第2回 地方と途上国の空で活躍するドローン 取材・文/河鐘基、写真/荻原美津雄、ロボティア、取材・編集/FOUND編集部 —— 第1回で春原さんの口から語られたのは、ドローンが過去から現在までたどってきた道のりでした。 そして、そのドローンが現在から未来に活用される可能性として、「作業代替」と「データ取得」の2つがあり、特に後者の「データ取得」がカギになるということに

矢内重章(日本ロボット工業会事務局長)|第1回 ニッポンの「ロボット産業のキホン」を教えてください!

日本ロボット工業会事務局長・矢内重章インタビュー 目次 第1回  ニッポンの「ロボット産業のキホン」を教えてください! 第2回  どうなるの、ニッポンのロボット産業ー世界の動きと未来? 取材・文/河鐘基、写真/荻原美津雄、ロボティア、取材・編集/FOUND編集部 みなさんは、ロボットというキーワードから何を連想しますか? 鉄腕アトムやガンダム、エヴァンゲリオンやドラえもんなど、漫画やアニメに登場するキャラクター、あるいは、最近、街角で見かけるようになった「ペッパー」を

栗原 聡(慶應義塾大学理工学部教授)| 第1回 ぼくたちは本当に人工知能を理解しているのか?

慶應義塾大学理工学部教授・栗原 聡教授インタビュー 目次 第1回 ぼくたちは本当に人工知能を理解しているのか? 第2回 人工知能と生きる未来 「人工知能(AI)」という言葉が、わたしたちの生活の中のあちらこちらで騒がれるようになっています。 街を歩いていても、テレビやネットを見ていても、「人工知能=AI」の文字を見ない日はない、と言ってもいいくらいではないでしょうか。 ビジネスの現場でも、「人工知能」はパワーワードになっています。 世界中の多くの企業も「人工知能」に注

春原久徳(セキュアドローン協議会会長)|第1回 ドローンの過去・現在・未来を語ろう

セキュアドローン協議会会長・春原久徳インタビュー 目次 第1回  ドローンの過去・現在・未来を語ろう 第2回 地方と途上国の空で活躍するドローン 取材・文/河鐘基、写真/荻原美津雄、ロボティア、取材・編集/FOUND編集部 セキュアドローン協議会長の春原久徳さん —— 今や知らない人はいない存在となったドローン。その存在に注目が集まり始めたのは、わずか数年前のことです。 最近では、テレビや映画の絵作りに、ドローンで撮影された動画が頻繁に活用されるようにもなっています