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第2章 投資で得られる未来?― 前編|資産運用の図解教室

「資産運用」のおぼろげなイメージと、「投資による資産運用」という新しい道を知ったモネ。

「お金をはやく増やしたい!」と興奮するモネなのだが、「でも、実際、どんな具合に資産って、増えていくんだっけ?」と素朴な疑問が浮かんだのだった。

モネの頭のモヤモヤに、ブルベア先生は、どんな答えを投げ返してくれるのだろうか?

投資でお金が増えるイメージ

M:
投資で資産運用をすることで、「お金がお金を大きく稼いできてくれる可能性」があることはわかりました。

でもね、「お金が増える」って言ってみても、投資でどうやってお金が増えていくのか? 一体どのくらいの時間がかかるものなのか? 

まったくイメージができないんです。

B:
うむうむ。イメージか。「たとえて言うなら」、それは、どういうことなんだ?

M:
つまり、そのぉ、たとえて言えば、泳いだことがない人が、海や水を怖がる気持ちに似ているような気もします。

B:
なんだ、わかっているじゃないか。投資というものは、実際にはじめてみないとわからない。

水に入ったことない人間に、水泳の感触の説明をするのが難しいのと同じことだ。とにかくやってみることだ。

—— そう言われてみて、「たしかに、そうなのかもしれない…!」と思いながらも、やはり「投資によってお金が増える」イメージが沸かないモネなのであった。

そして、「少なくとも、水泳だったら、あんな風に泳いで、あんな角度で腕を動かして、あんなスピードで進んでいくんだなぁ、っていうイメージくらいは持てるはずなんだけど…」と繰り言を並べるのだった。

B:
なんだ。どうも納得できないという顔だな。仕方ない、教えてやるか。

「目的」や「目標利回り」「シミュレーション」みたいな、投資の具体的な話についての説明は、後まわしにして、ざっくりと、こんなことが可能になる! ということを教えよう。

M:
これで、ジブンにもきっと資産運用のビジョンが描けるようになる!お金を増やすぞ!

B:
でも、最初に断っておくが、投資には、「損をする」という「リスク」もある。

投資を考える場合、「ジブンにどのくらいのリスクが背負えるのか?」ということも同時に考えておかないといけない、このことは、大事なので後で詳しく教えよう。

ここでは、おもに「上手くいけば」という前提の上での投資ストーリーを語ることにしよう。

M:
わーい!

B:
その前に! モネは「タンリ」と「フクリ」という言葉を聞いたことがあるかな?

M:
いいえ。なんですか、それ? 食べ物かなにかですか?


B:
フッフッフッ。この2つの単語は、投資をする上でとても重要だから覚えておかなければならん。

辞書にはこう書かれてある。少し難しくなるから、しっかりついてきなさい。


単利=元金に対してだけつける利息。
単利法=利息計算方法の一つ 。前期間の利息を元金に繰り込まず、元金に対してだけ利息を計算する方法。

複利=複利法の計算による利息。重利。利息計算方法の一。
複利法=利息計算法の一つ。一定期間の利息を元金に加え、その元利合計を次の期間の新元金として利息を計算する方法。

(出典:デジタル大辞泉)

M:
うわっ、ほんとうに難しいや。さっぱりわかりません。

単利とは


B:

でも噛み砕くと簡単だよ。イラストを交えて解説しよう。

「単利」というのは、つまり、元に入れたお金=「元本」に対してのみ利息がつくことを言うんだ。


100万円を元のお金=元本として預けたとして、そこに年利10%の利息がつくとすると、以降、ずっと利息は変わらない。

 100万円を預けたら、翌年に利息分(10%)の10万円が足されて、その翌年も同じく10万円が足される。

もしモネが、100万円を単利10%で2年間運用(投資するなど)したとしたら1年後に110万円、2年後に120万円になっているわけだ。

M:
あ、図を見たら、理解できました。じゃあ、もう1つの「複利」というのは、どういうことなんでしょうか?

資産運用のミソ、複利

B:
この「複利」というやつが、投資による資産運用のミソとなるキーワードなんだ。

ひと言でイメージさせるなら「雪だるま式」という言葉が近い。

元本によって生まれた利息を、次の元本に含むことができるんだ。

雪だるまも、そうだろう? 最初は小さいから、その小さい雪玉の面に対してくっつく雪の量は少ない。

しかし雪の玉が大きくなると、玉の面も大きくなって、まわりにくっつく雪も多くなるわけだな。


元本を預ける。小さな利息が生まれる。元本に利息がプラスされる。だから最初よりも少し大きな元本になる。

すると、増えた元本に対して利息がつくわけだから、最初よりも利息分が増える。

この繰り返しで利息が大きくなっていく、という具合だ。

モネが100万円を複利10%で運用したなら、1年目は100万円に対しての10%だから110万円になるのだが、2年目は、110万円に対しての10%が足されることになり、110万円+11万円で121万円となるわけだ。

M:
わあ、すごいなぁ。

雪だるま式だから、時間が経てば経つほど、元本という面が大きくなるから、つく利息=雪の量も増えていくってわけなんだね。

B:
その通り。では、実際この複利という考え方を利用することで成功した人たちのストーリーを、いよいよ語りたいのだが、詳しいことは明日話してやろう。

——「投資による資産運用」における、重要な考え方に「複利」というものがあることを知ったモネ。

いよいよ次から聞かせてもらえるストーリーを心待ちにし、自らの成功という淡い妄想を心に抱き眠りにつくのだった。

つづく

【 資産運用の図解教室 の 目次 】

第0章 お金を増やす、ということ 。
第1章 「投資」による「資産運用」って、なんだ?
第2章 投資で得られる未来?ー前編
第3章 投資で得られる未来?―後編
第4章 投資をすればお金は増えるの?
第5章 投資って、危険なの!? 〜リスクとリターンのお話
第6章 今の時代を考えると、預金?それとも投資?  
第7章 投資の種類のお話 〜前編〜 投資のいろいろ
第8章 投資の種類のお話 〜後編〜 投資のいろいろ
第9章 投資に使うお金? 余裕資金って、なんだ?
第10章 投資で「人生のお金」を設計する?
第11章ー前編 テーマを見据えて投資をする? テーマ投資・テーマ株に挑むには?
第11章ー後編 テーマを見据えて投資をする? テーマ投資・テーマ株に挑むには?
第12章 ロボットが投資のお手伝いだって?〜ロボアドのお話〜
第13章 株式投資ライフをはじめよう
第14章 株を買う・売るってどうやるのかな?
第15章 株式の銘柄とチャートってなんだろう?
第16章 自分の株式投資のスタイルについて考える
第17章 株価以外の「株の価値」?その良し悪しを見極められる指標って?
第18章 誰かの一言で、株価が動くの?
第19章 株の分散投資って、どういうこと?
第20章 資産運用って、結局のところ、まとめるとなに?

イラストレーション/浜畠かのう


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