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第11章ー後編 テーマを見据えて投資をする? テーマ投資・テーマ株に挑むには?

テーマ投資・テーマ株という投資方法を知って、喜んでいたモネ。

しかし、テーマ銘柄に分散投資すると、大きな資金が必要になるとわかり、落胆することに…。

しかしブルベア先生は、テーマ投資には、別の方法もあると言う。

モネは好奇心をかき立てられ、気になって仕方のない「テーマ投資」「テーマ株」への興味を募らせるのだった。

「そもそもテーマって、どんな内容のテーマがあるの?」

「大きな資金がない人は、どんな方法でテーマが買えるの?」

モネの頭の中は、テーマ投資のことでいっぱいなのであった。

テーマ型投資信託とは?

B:
早速だが、テーマ投資・テーマ株についての続きだ。

まず、ひと口にテーマ投資・テーマ株といっても、さまざまなやり方がある、ということは基礎知識として、押さえておくといい。

M:
テーマ投資にも、いくつか方法があるんですね。

B:
テーマ投資の方法の1つ目として紹介したのが、全部自分でやるテーマ投資の方法だったな。

しかし、ワシは、他にも投資の方法はあると言った。

そのうちの1つは個人投資家が行う、自前のテーマ投資ではなく、機関投資家(ファンドマネージャー)が組む「投資信託」によるテーマ投資だ。

これは、「テーマ型投資信託」と言う呼び方もされている。

このテーマ型投資信託は、機関投資家が銘柄選びと、運用もしてくれるので、買う側には手間がかかりにくい。

ただし、投資信託の特徴としては、販売手数料と信託報酬などがかかることは頭に入れておくと良い。

保有ためのコストは、覚悟しておく必要があるわけだな。

M:
手間はかからないのは魅力的だけど、もうちょっと手軽に始められるのがいいな!

B:
あと1つ付け加えると、投資信託の場合にはポートフォリオを組むのは、機関投資家になるわけで、自前のテーマ投資のように自由に株銘柄を選べるわけではない。

M:
なるほど。そうなんですね。

それで…、手ごろに、ジブンのような少ない資本でもチャンレンジできるテーマ投資って、どのようなものがあるのでしょうか?


フィンテックのサービスとしての「テーマ投資」?


B:
もう1つの動きとしてあるが、アプリやサイトなどで投資ができる、フィンテックのサービスとしてのテーマ投資だ。

このテーマ投資アプリとしてよく知られるものとしては「フォリオ」が挙げられる。

このサービスは、フィンテックの技術を駆使して、テーマ投資のサービスを提供しているのが特徴だ。

M:
フィンテック?フォリオ?なんですかそれは?

B:
フィンテック(Fintec)とは、ファイナンスとテクノロジーが合体してできた言葉だ。

金融の商品・サービスを革新性をもって、ICT(情報通信技術)のスキルを最大限活用して届ける技術のことを言うんだ。

まあ、今の金融の新しい流れと言ってもいい。

M:
へぇー、そんな動きがあるんですね。

フォリオのホームページを見ると、投資テーマには10銘柄が含まれていて、同一テーマ内で銘柄分散がされているんですね。

10銘柄はフォリオが選択してくれるので、株式投資の初心者でも銘柄選びで迷うことはなさそうだな。

B:
その通りだ。ユーザーが使いやすいような設計が徹底的になされているからな。
このフォリオのテーマ投資サービスを例に説明すると、あらかじめ、多岐にわたる数十にも及ぶ投資テーマが用意されている。

そして、1テーマについて、プロがテーマに沿って選んだ10銘柄が組みこまれている。

M:
なるほど。いろんなテーマが用意されているのはいいですね。

でも、あらかじめ10銘柄が用意されているってのは、テーマ型投資信託とはどう違うのですか?

B:
いい質問だな。テーマ型投資信託と、このサービスの違いは、機関投資家(ファンドマネージャー)が運用しているか、それとも自分、つまり個人投資家が運用しているか、の違いだな。

M:
つまり、お任せにしているか、自分で株を買っているか、の違いってこと?

B:
そう、その通りだ。

フォリオのテーマ投資を使って投資をする場合、投資をしている主体は、あくまでも個人になる。

個人が用意された1テーマ10銘柄を売買するわけだ。その取引にファンドマネージャーは介さない。

これに対して、テーマ型投資信託の場合、テーマに沿って集められた銘柄が運用されているファンドに投資する。

ここには、機関に在籍するファンドマネージャーという存在は入っている。つまり、株を売買するのは、あくまでも機関投資家になるわけだ。

・フォリオのテーマ投資 → 投資・運用するのは「個人投資家」
・テーマ型投資信託 → 投資・運用するのは「機関投資家(ファンドマネージャー)」

M:
じゃあ、テーマ投資に特化したフィンテック・サービス フォリオの方は、より主体的にテーマ投資に関われるとも考えられるかな?

B:
うむ。売買に関しては、そうだな。

だが、銘柄選びは、既にプロが行ったものが組まれているから、そこは変えられない。

しかし、投資スタイルの変更やリバランス(投資配分の変更、3ヵ月に1度※注)はできるようになっている。

だから市場の状況や「流行っている業界」「流行っているテーマ」を観察しながら、売買できるという点では、株式投資に近いスタイルだと言えるだろう。

M:
なるほど。それは楽しそうですね。

ちなみに、このフィンテックのサービスでも、やっぱりテーマ投資には相当なお金がかかるんですか?

B:
モネ、安心しろ。ここは、10万円程度から1テーマに投資ができるようになっている。

1テーマには10銘柄が含まれているから、10万円前後で10銘柄に分散投資ができるという意味では、少額な分散投資と言えるだろう。

M:
なるほど。それは魅力的ですね。ジブンでも、はじめられそうな気がしてきました。

投資の方法がいくつかあることはわかりました。

でも「いざ、テーマを!」って、考えてみると、どうしてもテーマのイメージが浮かばないんです!

B:
なるほど、ではテーマについて、色々見てみようか。

テーマの種類 ― 株式投資でテーマに関心を寄せるなら?

◇テクノロジー系

ロボット/AI(人工知能)/ドローン/電気自動車/自動運転/燃料電池/全固体電池/IoT(モノのインターネット)/サイバーセキュリティ/再生可能エネルギー/スマートグリッド/省エネ/AR(オーギュメントリアリティ)・VR(バーチャルリアリティ)/音声認識/有機EL/3Dプリンター/自動化/インダストリー4.0/インダストリアル・インターネット/iPS/炭素繊維/半導体/次世代素材

◇日用サービス系

ペット(と暮らす)/コーヒー/ビューティー/ヘルスケア/グルメ

◇政策に関する系テーマ

働き方改革/観光立国(インバウンドを盛り上げるための)/電力自由化/クール・ジャパン/インフラ輸出/マイナンバー制度/地方創生/消費税増税/ふるさと納税/カジノ構想

◇時事イベント系テーマ

企業決算/東京オリンピック/ハロウィン/トランプ大統領誕生/英国EU離脱

◇各国経済系テーマ

BRICs/アフリカ/東欧

B:
ずらりと並べてみたが、どうだ? 

テーマ投資の良い点は、資産運用を通じて、世の中の動きが追えるという点にある。

つまり、お金が生み出す、経済というストーリーを感じながら、世界を見渡せるようになるわけだ。

M:
なるほど~。たしかに、テーマと自分のお金が紐づけられたら、それは真剣にそのテーマのこと、その業界のこと、その会社のことを知ろうとしますよね。

B:
そう、その通りなんだ。

M:
よし、ジブンもいっぱいあるテーマの中から、気になるテーマを探してみるところから始めようかな〜!

B:
おや、早速その気になってしまったか。

しかし、くれぐれも、投資はギャンブルじゃないことを忘れずにな。情報収集をした上でやるんだぞ。

M:
はーい。

ブルベア先生にいさめられながらも、心はやるモネ。

テーマ投資・テーマ株の魅力を知って、その投資の世界を体感してみることを決意するのだった。

また、テーマに関心を持つことで、今まで気づかなかった経済を通じたストーリーが、目の前に展開していくことを考えると、強いワクワクした気持ちが沸き上がってくるのであった。
つづく)

(※注 基本的には3ヵ月に1回の提案です。ただし、テーマへの関連性がより高い銘柄が出てきた場合や、ある銘柄がそのテーマにふさわしくなくなった場合は、不定期に銘柄入れ替え(リアロケーション)の提案をすることがあります)

【 資産運用の図解教室 の 目次 】

第0章 お金を増やす、ということ 。
第1章 「投資」による「資産運用」って、なんだ?
第2章 投資で得られる未来?ー前編
第3章 投資で得られる未来?―後編
第4章 投資でお金が増える仕組みって?どうして増える?
第5章 投資って、危険なの!? 〜リスクとリターンのお話
第6章 今の時代を考えると、預金?それとも投資?  
第7章 投資の種類のお話 〜前編〜 投資のいろいろ
第8章 投資の種類のお話 〜後編〜 投資のいろいろ
第9章 投資に使うお金? 余裕資金って、なんだ?
第10章 投資で「人生のお金」を設計する?
第11章ー前編 テーマを見据えて投資をする? テーマ投資・テーマ株に挑むには?
第11章ー後編 テーマを見据えて投資をする? テーマ投資・テーマ株に挑むには?
第12章 ロボットが投資のお手伝いだって?〜ロボアドのお話〜
第13章 株式投資ライフをはじめよう
第14章 株を買う・売るってどうやるのかな?
第15章 株式の銘柄とチャートってなんだろう?
第16章 自分の株式投資のスタイルについて考える
第17章 株価以外の「株の価値」?その良し悪しを見極められる指標って?
第18章 誰かの一言で、株価が動くの?
第19章 株の分散投資って、どういうこと?
第20章 資産運用って、結局のところ、まとめるとなに?

イラストレーション/浜畠かのう

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