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円高・円安ってどういう意味ですか?

投資をやっていると、経済のニュースが気になりはじめますよね。

経済のニュースには色々ありますが、中でも日々よく目にするのが「今日は1ドルが107円で、昨日より円高になりました」のような、ドルが幾らだ、円が幾らだみたいな話ですね。

今回は、そんな「円高」「円安」などについてお話したいと思います。

なんで下がってるのに「円高」?

「1ドル100円が95円になると、なんで円高って言うの?円下がってるのに」


みなさんは、こんな風に疑問に思ったことはありませんか?

「1ドル100円が95円になったのに、なんで円高っていうんだろう?100円が95円になったんだから、円の値段が下がっているわけで、これは円が安くなったんじゃないの?」

円高という状態は、円の値段が高くなった、円安というのは円の値段が安くなった、という意味ではありません。
そうではなくて、「円の価値が高くなったから円高」「円の価値が安くなったから円安」ということです。

b02_なるほど

もう少し詳しく説明しましょう。

「価値が高くなる、安くなる」ということは、何かに対して高い、安いと、比較対象がないとわからないですよね。

そうなんです、円高とは、円と交換する通貨(ドルやユーロや元)と比較して、円の価値が上がった(高くなった)という意味で、円安というのは、円と交換する通貨と比較して、円の価値が下がった(安くなった)という意味なのです。

例えてみるとすごく簡単

まだ少しわかりにくいですね。ここでたとえ話をしてみましょう。

たとえば、あなたが来週からアメリカに行くために、銀行に行って円とドルを交換したとしましょう(この場合手数料は無視してください)。

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銀行に行くと、その日は1ドルが100円でした。100ドル欲しかったので、100×100円=10,000円を払って100ドルを受け取りました。つまり、10,000円を払って100ドルを買ったということですね。

「もう少しドルを持って行こうかな」、と思ったあなたは、翌日銀行に行き、再び100ドル買おうとしました。

昨日と違って、翌日は1ドルが95円になっていたので、100×95円=9,500円を払って100ドルを受け取りました。つまり9,500円を払って100ドルを買ったということです。

つまり、前日は同じ1ドルを買うために、100円払わないと買えなかったのに、翌日には95円払えば買えるようになったのですね。

これは言い換えると、100円の価値だった1ドルが95円に下がった(安くなった)ということなので、逆に言えば、円の価値が上がった(円高になった)ということになりますよね。

b03_そういうことか!

逆に1ドル100円だったのが、翌日1ドル105円になっていた場合を考えてみましょう。

前日は1ドルは100円払えば買えていたのに、翌日は105円支払わないと1ドルと交換できなくなったということは、1ドルの価値が上がった(高くなった)ということなので、逆にいうと円の価値が下がった(円安になった)ということになりますね。

ここでポイントですが、この円高・円安というのは、交換するある一つの通貨と比較して、高い安いということですから、たとえば円高ドル安だからと言って、ユーロの場合も円高ユーロ安になっているとは限りません。円高ドル安の時でも円安ユーロ高になる場合もある、ということです。

なぜ円高、円安になるの?

それでは、どういう時に円高・円安に進むのでしょうか?理由はいくつかありますが、まずベーシックな部分を理解しましょう。


円が高くなったり安くなったりするのは「人気」と関係があります。つまり、「円が欲しい!」という人が増える=円に人気が集まると、円高になりやすくなります。逆に「円じゃなくてもべつにいいや」という不人気の状態だと円の価値が下がるので、円安になりやすくなります。

円高、円安に進む理由は色々ありますが、まず一つ目は貿易です。つまり輸出や輸入の増加によって変わってくるのです。

たとえば、日本からアメリカに車を輸出したとしましょう。日本のメーカーは、アメリカの会社からドルで車の代金を受け取ります。

そして日本の車メーカーは受け取ったドルを円に換えなくてはいけませんから、「ドルを売って、円を買う」ことになります。そしてアメリカへ輸出する会社が増えて、ドルを売って円を買うことが増えれば、円の需要が増えて、円高ドル安になりやすくなります。

つまり、「輸出が増えると円高になりやすくなる」と言えることができます。

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逆にアメリカから日本に小麦を輸入したとしましょう。

日本の会社は、アメリカの小麦を取り扱う会社から小麦を買って、支払いを円で済ませます。アメリカの会社は受け取った円をドルに換えなくてはいけませんから「円を売って、ドルを買う」ことになりますね。

そして日本から輸入する会社が増えて、円を売ってドルを買うことが増えれば、ドルの需要が増えて、ドル高円安になりやすくなります。つまり「輸入が増えると円安になりやすくなる」と言えることができます。

次に円高、円安に進む理由として、会社などへの投資があります。

たとえば海外の人たちが、日本の企業などに投資した場合、海外の人たちは通貨を円に変えて日本の会社の株などを買いますよね。そうすると円の人気が高まって円高になりやすくなります。

逆に日本の投資家が海外の会社に投資した場合、円を海外の通貨に換えるために円売りが増えますので、円安になりやすくなります。

3番目の円高、円安に進む理由としては、「避難通貨」が挙げられます。

例えば、ヨーロッパで大きな通貨危機が発生したとしましょう。ユーロの価値がどんどん下がっています。

そんな時に多くの人は「ユーロ持っているのはマズいから、影響のなさそうな円を買おう」と考え、円買いが増える傾向になります。円の人気が高まりますから、当然円高になりやすくなります。

このように、円高、円安というのは、様々な理由で起きるのです。

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